医薬品業界の中で着実に成長を続けている富士製薬工業は、将来的な株価上昇が期待される投資おすすめ銘柄のひとつです。特に「女性医療」「バイオシミラー」「グローバルCMO」という3本柱の戦略が評価されており、中期経営計画に基づく目標達成にも高い注目が集まっています。
女性医療を軸とした専門性の高い製品群
富士製薬工業は、産婦人科向けホルモン剤や注射剤など、女性医療領域に特化した製品を多数展開しています。市場シェアを拡大しており、今後も女性の健康を支える新製品の投入が続く見通しです。高い専門性と社会的ニーズの高さから、収益性も非常に良好です。
バイオシミラーで安定収益を確保
遺伝子組換え医薬品の特許切れを背景に成長するバイオシミラー市場において、富士製薬工業は既に3製剤を投入し、中期経営計画ではさらに6製剤を開発・販売する予定です。先発医薬品に比べて開発リスクが低く、国の推進政策も追い風となるこの分野は、投資家にとっても魅力的な安定収益源といえます。
グローバルCMO事業で新たな収益基盤を構築
同社はタイ子会社OLICや富山工場を活用して、国内外の製薬企業からの製造受託を拡大しています。これにより自社設備の稼働率を高めつつ、新たな収益を確保しています。自社の医薬品製造と外部向け受託の両立により、事業の安定性と収益性を同時に向上させる戦略が功を奏しています。
堅調な業績と高水準の財務指標
2025年9月期第2四半期には売上高240.95億円（前年比12.7%増）、営業利益23.05億円（同59.7%増）を達成しており、通期でも堅調な成長が予想されています。ROEも14.17%と高水準を維持しており、収益性・効率性ともに優れた財務体質が確認できます。中期経営計画でのROE10%以上、EPS年率17%成長という目標も現実味を帯びています。
割安感のある現在の株価は投資チャンスか
現在の株価（約1,299円）に対して、アナリストの平均目標株価は2,150円と、約65%の上昇余地があると見込まれています。PBRも0.69倍と純資産価値を下回る水準にあり、今後の成長戦略が市場に正しく評価されることで、株価の上昇が期待されます。投資おすすめ銘柄として、割安な今こそ注目する価値があります。
持続的成長を支える経営戦略と組織基盤
研究開発への積極投資、グローバル展開、人材育成やデジタル化の推進など、企業の成長基盤も着実に強化されています。特に新製品の早期開発やライフサイクルマネジメントの徹底が利益率向上に寄与しており、長期的視点で見た際にも企業価値の向上が期待されます。
まとめ 投資おすすめ銘柄としての富士製薬工業
富士製薬工業は、明確な成長戦略と堅実な経営により、将来的な株価上昇が期待できる投資おすすめ銘柄です。医薬品業界というディフェンシブ性の高い業種でありながら、成長性も兼ね備えており、リスクとリターンのバランスを重視する投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。割安感のある今こそ、注目したい企業のひとつです。
筆者プロフィール
配当と成長を狙う個人投資家
日本株・米国株を中心に、月5万円の配当収入を目指して長期投資中。
高配当株や優待銘柄、成長期待のある中小型株にも注目しています。
このブログでは「実際に自分が投資を検討している銘柄」を中心に紹介しています。
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